【ブログ&コラム】うちの子たちも。
先日、ゼミの卒業生が研究室に遊びにきてくれた。数ヶ月後にある行事で子どもたちが発表する鍵盤ハーモニカ合奏について相談にやってきたのだ。
・年長クラスなので、ハ長調だけでなく、ヘ長調(♭1つ)やト長調(♯1つ)もいけるだろう
・しかし指くぐりはあまり無いほうがいいだろう
・16分音符は適宜省略して、それでも楽曲の雰囲気が損なわれないものにしよう
・カノン進行の曲は、苦手な子どもたちがベースラインをハモリとしてつけられるのでいいかもね(ちなみに音域はメロディと近いほうが響きはきれい)
などなど、色々話した。特に4点目は結構使えると思う。副旋律が易しくて、聴き栄えするというのがいい。本番うまくいきますように。
最近の幼稚園の先生は、Youtubeで他園の学習発表会やクリスマス会のビデオを検索して、参考にしたりしているようだ。全国各地の幼稚園・保育所が、Youtubeを介してゆるやかにつながっているというのはなんだかとても面白い。
他園のビデオを見ながら、こんな会話をした。
ゼミ生「この子どもたち、うまいですよね」
森「そうだねぇ、リズムとか複雑なところあるもんね、この曲」
ゼミ生「はい。でも・・・うちの子たちも結構弾けます。もっとできるかもしれないです。」
森(おぉ・・・)
謙虚な彼女が、おずおずと、しかしきっぱりと自分の担当クラスの子どもを自慢するのを聴いて、私はとても嬉しかった。そうやって子どもを誇りに思えることが素晴らしいし、彼女が、子どもたちを誇りに思えるような保育を日々行っているのだろうと思うとぐっと来た。
仕事はきっと大変なこともあるだろうけど、楽しんで、やりがいを感じながら働いてくれているといい。これはゼミ生・卒業生全てに対して本当に、つねづね思っている。
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多くの人が読んでくださる可能性を意識した文章で、音楽教育のTipsが得られるような内容で、と思っているのだが・・・どうだろうか。常体か敬体かもまだ決断しかねているが、まあ最初のうちは色々試行錯誤してみようと思っている。