【ブログ&コラム】アンジェラ・ダックワース『やり抜く力』
少し前にはやったこの本を読んでいる。
7割くらい読み進めたところだが、簡単にいえば、情熱と粘り強さによってとんでもなく成長することができるかもよ?ということが書いてある本(ザツ)。
書いてあること自体にはあまり驚きは無かった。そうだろうなあ、という感じ。でも、「エキスパートたちの練習法」は面白かった。「ストレッチ目標」に対して「意図的な練習」を繰り返す、というところ。励まされる思いはする。欲を言えば、適切な自己認識にもとづく適切なストレッチ目標の設定方法とかが書かれていたらもっと面白かったかもしれない。 事例が豊富な一方で、個別事例におけるユニークなエピソードやその掘り下げが少ないというのかな。もっとも、著者のダックワースは、学術論文としてそのあたりのことを既に書いているのかもしれないが。私が知らないだけで。
書中ではたびたびスペリング大会で好成績を残す子どもがどうやって練習しているかというのが結構出てくる。英語圏(アメリカだけ?)におけるスペリング大会の位置づけってどんなもんなんだろうかと不思議に思った。さしづめ漢字大会ってところだろうか。英語が母語でも、やっぱりスペルって難しいのかもなーと、本筋とは関係ないことを考えたりもした。
これまた本筋とはそれるが、著者が実際にあってやりとりした人として出てくる心理学者が華やかですごい。
ポール・シルヴィア
などなど。心理学の専門家でない私も知ってるスターたちである。チクセントミハイとエリクソンが対談するイベントを企画した、という話も出てきて、へぇーと思った。著者のその気概というか、思い切りの良さに驚く。
スポーツ選手やそのコーチもいっぱいでてくる。直接インタビューして、彼らの言葉を記してあるので、スポーツマニアの人にも面白いかも。
そうそう、原題の”Grit”は、歯軋りの音をあらわす擬音語だそうだ。ぴったりの語感。ぐりぐり。。。
【ブログ&コラム】うちの子たちも。
先日、ゼミの卒業生が研究室に遊びにきてくれた。数ヶ月後にある行事で子どもたちが発表する鍵盤ハーモニカ合奏について相談にやってきたのだ。
・年長クラスなので、ハ長調だけでなく、ヘ長調(♭1つ)やト長調(♯1つ)もいけるだろう
・しかし指くぐりはあまり無いほうがいいだろう
・16分音符は適宜省略して、それでも楽曲の雰囲気が損なわれないものにしよう
・カノン進行の曲は、苦手な子どもたちがベースラインをハモリとしてつけられるのでいいかもね(ちなみに音域はメロディと近いほうが響きはきれい)
などなど、色々話した。特に4点目は結構使えると思う。副旋律が易しくて、聴き栄えするというのがいい。本番うまくいきますように。
最近の幼稚園の先生は、Youtubeで他園の学習発表会やクリスマス会のビデオを検索して、参考にしたりしているようだ。全国各地の幼稚園・保育所が、Youtubeを介してゆるやかにつながっているというのはなんだかとても面白い。
他園のビデオを見ながら、こんな会話をした。
ゼミ生「この子どもたち、うまいですよね」
森「そうだねぇ、リズムとか複雑なところあるもんね、この曲」
ゼミ生「はい。でも・・・うちの子たちも結構弾けます。もっとできるかもしれないです。」
森(おぉ・・・)
謙虚な彼女が、おずおずと、しかしきっぱりと自分の担当クラスの子どもを自慢するのを聴いて、私はとても嬉しかった。そうやって子どもを誇りに思えることが素晴らしいし、彼女が、子どもたちを誇りに思えるような保育を日々行っているのだろうと思うとぐっと来た。
仕事はきっと大変なこともあるだろうけど、楽しんで、やりがいを感じながら働いてくれているといい。これはゼミ生・卒業生全てに対して本当に、つねづね思っている。
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多くの人が読んでくださる可能性を意識した文章で、音楽教育のTipsが得られるような内容で、と思っているのだが・・・どうだろうか。常体か敬体かもまだ決断しかねているが、まあ最初のうちは色々試行錯誤してみようと思っている。
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つなぎこみというのができているかチェックするためのテスト投稿
【ブログ&コラム】もうすぐ。
morikaoru.comというサイトを作り、そこで業績や活動を誰からも分かるように発信しようと考えている。素敵なイラストも描いて頂き、もうすぐ本格的にオープン。とても楽しみ。
細かい情報の発信はブログでと考え、これをつくった。さて、続くかな。ブログを長期間コンスタントにアップしつづている研究者の方というのも結構いて(なかには毎日という方も・・・)、しかも研究に関する濃い内容だったりして、そういうのに尊敬と憧れはめちゃめちゃあるのだが。とにかくスタートである。
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